2013年2月19日火曜日

ルネサンスの優美『ラファエロ』展

遂にラファエロの名画がやってくる!


ラファエロ・サンツィオ 《大公の聖母》
1505-06年 油彩/板 84.4x55.9cm フィレンツェ、パラティーナ美術館



 ラファエロというと昔からミケランジェロやダヴィンチと並び、ルネッサンスの三大巨匠という評価が高い画家ですよね!しかしミケランジェロが強靱で宇宙的なスケールを持った作品を創り、ダヴィンチが科学的な根拠に基づき端正で神秘的な作品を創ったのに対しラファエロには強烈なイメージがあまりありません……。
 しかし、ラファエロには彼らにはない高貴さ、優しさがあります!しかもその画風は決してチャラチャラしたものではなく、重厚かつ神聖な雰囲気に充ち満ちているのです! 例えば永遠の聖母子像のイメージと言われるラファエロの『大公の聖母』はその最たる例ではないでしょうか。おそらく「あー、あの絵ね!」と思い出す方も多いことでしょう。その優雅で気品溢れる姿は絶品の一言に尽きます。
 そのラファエロの絵が今回は20枚ほど展示されるとのこと!これは異例中の異例の出来事と言っていいかもしれません。中でも最大のメインは上記の『大公の聖母』に尽きると言っていいでしょう! これは彼の作品の中でも指折りの名画の一つで、この絵が「日本に来ないだろうか…」と思っていたファンの方も決して少なくなかったのではないでしょうか!
 今回のラファエロ展はなかなか期待が持てそうです!どうぞお見逃しないように……。





 ルネサンスを代表する画家ラファエロ・サンツィオ(1483-1520年)。ルネサンス絵画を完成させ、後の画家たちの手本となったラファエロですが、作品の貴重さゆえに展覧会の開催はヨーロッパにおいてもきわめて難しいとされています。本展はヨーロッパ以外では初となる大規模なラファエロ展です。
 本展にはペルジーノらの影響が色濃く残る修業時代の作品から、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロに触発されたフィレンツェにおける作品、そして1508年にローマへ上京し、教皇のもとで数々の大規模プロジェクトに携わった晩年の作品まで、20点以上のラファエロ作品が集結します。...以後の美術表現に絶大な影響を与えた画家ラファエロの全貌を知る、絶好の機会となるでしょう。(美術館サイトより)

会場      国立西洋美術館 
        東京都台東区上野公園7-7
会期      2013年3月2日(土)~6月2日(日)
入場料     一般=1,500(1,300)円
        大学生=1,200(1,000)円
        高校生=800(650)円
        *( )内は前売/20人以上の団体料金
        *中学生以下は無料
        *障害者とその介護者1名は無料(要障害者手帳)
休館日     月曜日(ただし、4/29、5/6は開館)、5/7(火)
開館時間    9:30~17:30(金曜日は20時まで開館)
        *入館は閉館の30分前まで
問い合わせ先  tel. 03-5777-8600(ハローダイヤル)
主催      国立西洋美術館、フィレンツェ文化財・美術館特別監督局、
        読売新聞社、日本テレビ放送網
公式サイト   http://raffaello2013.com/