2011年3月21日月曜日

公共広告機構のCM



  11日に突然発生した東日本大震災は、信じられないような被害を東北各地にもたらしてしまいました。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。ご家族、ご親族、ご友人等を亡くされた方、連絡が取れない方、まだ安否が確認されない方におかれましては大変辛く不安な日々をお過ごしのことと思います。一刻も早く、ご無事が確認されますことを深くお祈りする次第です。そして、何よりも早く平穏な日常が戻り、1日も早く地域の復興がなされることを願ってやみません。

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公共広告機構CM

  現在、テレビでは今回の震災の情報を伝える番組がほとんどですが、CMのほうは自粛するという意味もあって一般の企業のCMはあまり流されておりません。
 その代わりに震災の情報とともに、絶えず目にするのが公共広告機構のCMです。何度も見ているうちに次のフレーズがとても気になってしまいました。


見える気持ちに。

「心はみえないけど心使いはみえる」
「思いはみえないけど思いやりはみえる」



 じっくり見ると、とても考えさせられるCMです。公共広告機構(AC)のCMはかつてTVで度々放映されていましたが、最近は以前に比べると放送が減少気味のような気がします。
出来映えが素晴らしいものもたくさんありますが、中には???と思うものも決して無いわけではありません。

しかし、以前放映されたこのCMはとても印象に残っています。


命を大切に 






命は大切だ。
命を大切に。
そんなこと、何千何万回、言われるより、
「あなたが大切だ」
誰かが、そう言ってくれたら、
それだけで、生きていける。



このキャッチフレーズがとても印象に残ったのを覚えています。

「あなたが大切だ」という一言の重さ、一人の人間のかけがえのない価値を愛情を込めて表現した素晴らしいフレーズだと思いますし、教育の現場にも一石を投じるような意味のある作品だと思います。(栗山千明さんの訴えるような表情も凄い!)
このようなCMを見るとACが広告を作る価値は充分あるのではないでしょうか。

さらに今後も素晴らしいキャッチコピーや映像で、心に響くCMを作り続けてほしいと願うばかりです。